ランド円週足。テクニカルはATR channelなど。
レンジを形成しやすい通貨ペアといえる。Fractalsで高値安値ラインを引いていくと、レンジを抜ける動きもわかりやすい。
過去の年末年始の傾向を見ると、2009年は高いまま年始を迎えているがこれはリーマンショックからの回復過程。他に年始上昇傾向は2012年のパターンだが、これも1月に1度下値をつけに行っている。
結果、ランド円は年始の反落に注意となる。トランプ大統領就任前後の時期に円高発生の場合、7円台まで引きつけてからロングを入れるイメージか。
南アフリカ 貿易収支の推移
http://www.docbiotechnology.info/boueki.html
2016年に貿易黒字傾向、それ以前は2011年まで大半が貿易赤字。
日本は2011年の震災以降、2014年まで貿易赤字傾向(原油輸入、原発停止のため)。
2015年から貿易黒字傾向に転換。
2015年8月のチャイナショック以降、ランド円も円高傾向が鮮明だったがトランプラリーで前年11月水準までランド円は押しあがっている。
政治動向 | 南アフリカ共和国 - アフリカ - 国・地域別に見る - ジェトロ
https://www.jetro.go.jp/world/africa/za/basic_02.html
秋の円安完成。春夏の円高もセオリー通り 冬為替は - 2016年11月28日|野村雅道のID為替 (レポート)|外為どっとコムのFXのブログ
http://www.gaitame.com/blog/nomura_report/2016/11/20161128065136.html
「ついに南アランドが年間最強通貨となった。低成長、高インフレ、高失業率、財政赤字、格下げ見通し、政局不安などいい材料はないが最強になった。今年南アで激変したことは、貿易収支が黒字に転換していることだ。南アといえば貿易赤字、資源国といえば貿易赤字と思っていた。2004年から15年までの12年間で黒字は一度しかない。今年は9月までで165億ランドの黒字となっている。15年は491億ランドの赤字。」また他の南ア不安材料は失業率が25%を上回ることと、格付け会社による南ア債券の格下げ。ジャンク債扱いとなれば債券売りが出て対ドルでの通貨安となり、ランド円でも円高へ。
コモディティ価格(各種の商品指数)が下がれば、資源輸出がメインの南アにとっては打撃だが、現在はドル高で商品価格も高い傾向へ。
ドル高が続くかどうかがランドにとっても重要で、アメリカの政策を見ながらランド円は下値でロングか。
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