雇用統計までのマーケットロング・ショートとストップロス
３日のISMおよび建設支出指標で１１８円半ばまで上昇後、投機的な円買いに押され反落。
その後は200EMAを下回って推移し、売りに押され１１５円に接近した。
昨年12月のFOMC以降、マーケットにロングがつみ上がっていたことと、１月の実需が円買い優勢であること（前四半期の貿易収支次第）、そこからカウンタートレードとしてドル円のショートを投機筋が選択したという流れではないか。
FOMC当日の日本時間早朝に１１５円まで接近したところで本邦実需筋のBidにかかり、ここで投機のショートは手仕舞いで雇用統計を迎えたのでは。
その後１１７円前後まで上昇しているが、これは短期的なスイングのロングと考えることができる。
トランプ大統領就任までに、ドル円がダブルトップの118円台を上抜けるとは考えにくく、目先の上昇はあっても１１８円台では再度売りに押されるのではないか。
実需の動向は円買い優勢のはずであり、またGPIFは今年まだ日本株買い出動していないとのうわさもあり、月後半、１月４週目までははっきりした上昇の流れにはならず、レンジか円買いの流れが継続では。
中国の春節に伴って、観光による爆買い・円買いとなるかは不明。
現在のドル円の水準ではデイリーのPivotより上であり、Weekly Pivotより僅かに下。
月曜祝日も円安の流れ継続が基本路線だが、１１８円台で安定的に円安推移とは考えにくく、上値では再度投機的な売りおよび実需売りが出てくると考えるのが妥当。
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