ドル円、日経225CFDの日足、ATRの確認 ボラティリティ・ターゲット
ドル円と日経225CFDの日足 ATRの確認 短期ATR2、長期ATR10の設定。
ドル円は長期の平均値よりも大きな値幅が出ていて、ロングが解消された形。
下降トレンドに転換。
118.50円付近から5円幅となる113.50円付近がロング側の防衛ラインとなる。
113.50円に引きつけてドル買い、割れればストップロスが妥当か。
日経平均はドル円次第というのが長年のコンセンサスだが、まだ上方向を見ているようなローソクの形。19000円は底堅いようだが、ドル円が113.50円を来週割り込んでしまえば、日経も上がる余地はなく19000円割れで定着へ。
ドル円のATRについて、長期平均値よりも上にあるということは、直近のボラティリティが高く、引き続き値幅が出やすい相場環境。
一般に、「今のボラが低いと次に大きく動きやすい」といった相場解説がされることがあるが、実際はそんなことはなく、今のATRの値が大きいほど、翌日・翌々日ともに大きな値動きが発生する可能性が高まる。日足ATRは上のチャートではATR(10)設定だが、このほかに14,15,20,40などの設定値も、長期のボラティリティを確認するのに適している。
日経のATRについて、長期平均値よりも下側のままであり(右側下ウインドウ)、短期的にはボラの上昇はあっても、本格的な下げ相場という状況ではない。
先日までの下げは、期先OPTIONの売り手によっては都合の良い範囲の下げであったといえる。 トランプ政権発足までは本格的な下落は無い可能性が高く、そのためPUT売り手にとってはここから1週間くらいは耐えどころだろうか。
また日本市場時間の値幅の確認は以下のインジケーターを使用した。
fx-on ボラティリティターゲット
日数を区切って日本市場時間の値幅の平均値を表示できるシンプルなインジケーター。低価格。
結果、ドル円はスイングでロングするなら114円割れから。ストップは113.50円。
日経平均はロングするなら19000円にひきつけて、ストップは18800円割れか。
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経済指標とアメリカの政権交代以外でのトピックは、
中国の春節(旧正月)、中国の為替金融政策、中国の経済指標と豪ドルの関係、など。
ビットコイン暴落で中国の政策が再びクローズアップされてきている。
中国発表の経済指標が悪化した場合、「同じアジアだから」「リスクオフだから」といったよくわからない理由付けで円高が発生するが、実際は需給だろう。
日本の貿易収支の黒字傾向は継続しているため、(前四半期の黒字額を参考に)ドル売り円買いのオーダーが一定量出ることは想像できる。
日本からのドル買いオーダーの話題としては、ソフトバンクによるアメリカ投資、以下の記事にあるようなアメリカ企業の買収案件など。
日本企業が続々と米国企業を買収、円安基調ならこれが最後のチャンス? | THE PAGE(ザ・ページ)
https://thepage.jp/detail/20170110-00000002-wordleaf
また、タカタ社がアメリカ政府に支払う賠償金も巨額だがドル買い要因かは不明。
タカタエアバッグ問題 和解金最大1150億円支払い、米司法省と合意へ - ライブドアニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/12538150/
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