西山孝四郎のマーケットスクウェア (2017.4.7放送分)
http://www.radionikkei.jp/podcasting/fxms/2017/04/player--201747.html
4/14 アメリカ、為替報告書が発表されるのではないか。
米中首脳会談のさなかにシリア攻撃、巡航ミサイル。
シリア攻撃はトランプの本意ではない。
もともとヒラリーがやる予定だったシナリオをトランプがやらされている。
バノンがNSCから追い出された。
アメリカの金利を見ている。
年内あと2度は利上げをする。
その割に長期金利が上がらない。
債券市場の見方は株式市場を異なる。
不景気を読んでいて、そのため債券が買われる。
ガントラックも債券に強気であろう。
トランプはやりたいことができないだろう。
シカゴCFTCポジションは減っている。
金利の上昇に賭けるポジションが減った、投げている。
当然ドル円も上がらない。
ここにきて売りトレンドの傾向、標準偏差が上昇している。
シカゴの円ポジション、まだ円売りが多い。
日経平均は売りトレンド。
アメリカの長期金利が上がらないことが根本。
日本とドイツはアメリカの為替監視国に入る。
トランプが口先介入できるのは為替くらい。
日本株は上がらないがNYについては、、、
金融機関は長短金利差で飯を食っている。
日本の地銀は苦戦している。
短期と長期の金利差がなく利ざやが取れない。
アメリカも長短のスプレッドが、トランプラリー初動の時と違い
今はスプレッドが狭くなっている。
まだイールドカーブは右肩上がり、スティープ化。
この状態でFRBが利上げすると2年以下の短期金利が上がり長期が上がらないと
株の暴落の準備が整う。
チャート、4時間以下ではトレンドが出ているが日足では出ていない。
債券市場はトランプラリーを諦めてもう投げている。
株や為替ではまだトランプラリーのポジションが溜まっている。
ユーロ円、売りトレンド。標準偏差が上がっている。
豪ドル円、これも売りトレンド相場。
ドル円だけ日足ではトレンドは出ていない。
ランド円、トレンドが出ている。
相場は加熱はしていない。
不動産業者に会うと、高すぎて買えないといっている。
加熱感はないがリーマン前の水準を超えている。
株価3-5月に上に走っても、その後夏にドカンと来る可能性はある。
歴史は繰り返すとは限らないが、イールドカーブがフラット化してきたら
株にとって死刑宣告になる。
まだそこまでは行っていない。
利上げの余裕があるうちは問題ない。
このところ、5月に株が買われる現象もある。
末尾が7の年という説も広まっている。
確率的には4月末で株を閉めたほうがよい。
今年まだトランプの政策は1つも出ていない。
6月利上げは株にとって良くない。
個別株、米株はよい循環が出ているものもあるが、全体的に割高。
金利がゼロに近いため相対的に割安のものはある。
ヒラリーをかついでいたネオコン(軍産複合体)とエスタブリッシュメントに反旗を翻してトランプは大統領になった。
バノンとウィルバーロス、ナバロ、クビになったマイケル・フリン、このような陣容がトランプ政権だった。副大統領ペンスも。
しかし政権内の数はまだヒラリーをかついでいた時の派閥が強い。
バノンがNSCから追い出された。ネオコンとしてはしてやったり。
トランプもアホではない。
トランプが大統領を継続できなくなるのは弾劾か暗殺か。
今は政権内で旧勢力の巻き返しが起きている。
マークファーバーは12月にこのように予想していた。トランプは何も出来ず大統領として現実的になるだろう。
メキシコ国境壁は予算から取り下げられている。
歴史的に見ると反乱に成功した反逆者は、かつて自分達が非難し駆逐した勢力の手法を取り入れる。
重要ポストの指名はまだ、省によっては半数くらいポストが決まっていない。
共和党多数の議会でも、フリーダムコーカス、自由議員連盟、右派保守系、40人ほどがいる。
この連中は裏切りが出ない。
これがトランプの政策を通す障害になっている。
副大統領のペンスはグローバリストで、トランプとは違う考え方。
今はTPP離脱以外何もできていない。
オバマケア代替法案は失敗、ボルカールール撤廃もまだ。
減税は5月予算教書で内容が明らかになる。
ムニューシンは8月まで決まらないと言っている。
インフラ投資はどこに配分するか揉める。
政策に時間がかかると、言いやすい日本にたいしていろいろ口先を出してくる可能性が高まる。
日経平均の上昇がついてこないのはこのようなトランプ政権の問題がある。
ウィルバーロスは貿易で日本が最優先と発言していた。
ゼロ金利だがREITや商業不動産、自動車はサブプライムローンで売れていたので金利が上がるとしばらく売れなくなる。
トヨタ株はアンダーバリュー、落ちたら買おうという投資家は多い。キャッシュフロー的に優秀な企業のため。
キャッシュフローを設備投資高で割ると良い銘柄が出てくる。
子供が留学するので調べているが、ブラジルの大学の5年分がアメリカの州立大学の1年分の学費。
出来る奴は奨学金を取る。
ウォール街は嫌だが3年ほど我慢して働く、奨学金を返すという学生が多い。
欧州のほうが大学の学費が安い。
日本は活気が無い、少子高齢化。
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2017年4月8日土曜日
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