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2016年9月23日金曜日

日経平均225とドル円 日足

日経225とドル円の日足、想定値幅チャート。
日経はナイトセッションに入り上昇分を消す下げだが、また日足TEMAは上方向。
ドル円は戻り売りされている。上昇は難しい。
投機筋がドル円でドル買いにする材料は見当たらない。

ドル建て日経平均は好調としても、円建日経平均は値幅も出ないまま当面レンジ相場か。

インフレ率が全く上昇しないが、日銀にインフレをやる気がないのではなく、米国がインフレ政策を認めない可能性もあるのだろうか。インフレさせなければ日本の失われた20年は30年40年になりそう。

ドル円について、TPPも関係あるだろう。悪い噂が絶えないTPPだが、米国民主党・ヒラリー大統領ならTPP成立するのではないか?トランプ大統領ならTPPがひっくり返る可能性も。

安倍政権はTPP反対のはずだったがいつの間にか批准手前まで来てしまった。2012年の選挙の事を国民は忘れてしまったのだろうか。

トランプ大統領候補の支持率が上昇すれば、FRBメンバーの立場も危うくなるため、ドル高政策・利上げ路線も停止か。その場合、ドル円は大幅に円高へ?

米国大統領選挙の年はそれまでのポジションが巻き戻される、ということを昨年のうちに指摘していたアナリストはいたかどうか。



武者リサーチの記事  「市場金利を統制下に」、黒田バズーカ第三弾の威力を考える
http://www.musha.co.jp/short_comment/detail/168


「今回の長期金利を0%にくぎ付けする日銀の政策は、GDP>金利が長期に続くことを確信させ、一気にリスクテイクを促進する契機になるかもしれない。」
しかし為替にはあまり影響を与えないのでは? 外貨預金バブルも過去に一度弾けているため、同じような外貨ブームが来る可能性も低い。
日経平均が上昇するとしたら内需へシフトする銘柄入れ替えと、内需の拡大、インフレ2%超えなど。

今のところはまだその兆候はない。一橋大の消費者購買指数が上昇していかないとインフレ目標は達成しない。インフレ目標を達成しなければ、失われた30年へ。
デフレで失われた年数はすなわち、公務員と年金受給者にとっては恵まれた年数となる。
デフレで犠牲になるのは若年層。


株式日記と経済展望  今回、目標を「金利」に戻し、イールドカーブをスティープ化することによって、インフレ率も上昇してくることを期待する http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/792ad68a56a9704d6d6f26bd30184141?fm=rss

上記の記事も日銀政策についてポジティブ。インフレ率は上昇するか。

財務省、金融庁、日銀、政府それぞれ利害が対立して当然なので、どこかの主張が通ればどこかは通らない。民間金融機関はマイナス金利を嫌い、デフレを望む。公務員も基本的にデフレを望む。

デフレはどうして悪いのか  大竹文雄
http://www.iser.osaka-u.ac.jp/~ohtake/paper/deflation.htm
ローンを抱えている人から金融資産をもっている人に所得を移転すると、ものが売れなくなる。デフレによる所得移転が不況を深刻にしていくのである。
   デフレの場合には、金利がゼロより下がらないのが問題なのである。な ぜゼロより下がらないか。貨幣という金利ゼロの金融商品があるためである。仮にマイナスの金利の金融商品があったとしても、人々は全員貨幣を持つことにな り、誰もマイナスの金利の金融商品を買わない。賃金も同じように、インフレ時には上がりやすい。人々は、賃金が少しでも下がると大きなショックを受ける が、上がることについては問題ない。少しのインフレなら賃金は十分に調整できるのである。
デフレとは貯蓄者(資産家)への合法的な所得移転政策。
消費税率の増加も、一時停止しただけで数年後にはまた復活することを忘れてはいけない。

長期金利操作付き、量的質的金融緩和
http://www.boj.or.jp/announcements/release_2016/k160921a.pdf
オーバーシュート型コミットメント、物価が2%を安定的に上回るまで政策を継続する。
内需関連株については買い材料ではないか。



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