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2016年11月16日水曜日

日米金利差とドル円

日米の債券金利差とドル円について

米国債券10年チャート 楽天証券
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/data/us10yt.html

日米10年債金利の推移と金利差とドル円相場の比較 | 金プラチナ相場情報 Let's GOLD
http://lets-gold.net/chart_gallery/chart_gb_yield_ja-us.php
米国や日本などの国債が売られると国債金利は上昇し、買われると金利は下落します。米国債金利の上昇時、つまり国債が売られると、相対的に米ドルは買われ易くなります。
さらに、米国債よりも低金利の日本国債との金利差が拡大すると、ドル高円安傾向がさらに強まる傾向にあります。

米国10年債の利回りが急進。トランプ政権への期待感から。財政拡大への期待値で米国債が売られている。

アメリカの長期金利(10年債利回り)推移チャート
http://www.world401.com/saiken/bond_usa.html
またアメリカ経済は、意図的にインフレを起こして借金の負担を軽減する政策を採っています。現在の2%程度の利回りでは、将来的にインフレに負け、ドル建てベースでも実質利回りがマイナスに陥る危険性が、非常に高いと思われます。
円建てで見ても、日銀がデフレ政策を続けている事を勘案すれば、短~中期的には円高が続き、為替差損が発生するリスクが十分にあります。さらに、長期で見れば株式が債券の利回りを必ず上回ってきたという、歴史的事実もあります。
どの期間を採ろうとも、20年単位で95%超、30年なら100%、株式の利回りが上回る(ジェレミー・シーゲル著「株式投資」より)。

米国10年債の目先ターゲットは2015年水準の2.4%か。
しかし政権の方針がまだ固まったわけでもないため、年末と年始では相場が全く変わる可能性もあり。
ドル円についても貿易需給は黒字=円買い優勢であり、ドル円の上値は限られている。現在109円付近にあるが、110円より上を目指すのは現状では難しいだろう。


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