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2017年6月6日火曜日
日経225オプション 6月限PUT,CALLチャート記録と20500円付近のスプレッドを狙うタイミング
日経225オプション 主なPUT,CALLのチャート 右下は先物6月限日足
6月限コールの1時間足とクレジットスプレッドを狙うタイミングの検討
・日経225オプション 6月限PUT,CALLチャート記録と20500円付近のスプレッドを狙うタイミング
金曜日のアメリカ雇用統計は、オプションのクレジットスプレッドが利益を出しやすいタイミングだった。雇用統計をきっかけにしての一方的なドル高、日本株高は過去の経験から進行しにくいため。
相場の上昇と下降は等価ではなく、リスクオン方向=株高方向は、金融緩和や日銀のETF買いなどの政策以外では急速には進みにくい。
リスクオフ方向=円高方向は、急速に進む場合がある。
リスクオン側=コール側はオプションの売り、クレジットスプレッドが、タイミングによっては利益を期待しやすい。それは短期間に急激な上昇をした後となる。
リスクオフ側=プット側は、短期に急激な下落をした場合、その底値がどこになるかつかみにくく、そのためATMから近い行使価格でのオプションの売りは、(資金力がなければ)やりにくい。
リスクオフ側=株安円高方向は、オプションの単純買いまたはデビットスプレッドのほうが利益を期待しやすいケースがある。
日足のオプション価格チャートの特徴から、オプション価格は急激な上昇とゆっくりした下落のリズムがある。オプション価格は原資産価格と期限日(SQ日)までの期間によっておおそよ決まるが、期間が長いオプションの価格は、原資産が(5日連続陽線など)方向性を持って価格変動した場合に急激に上昇する。
期限まで1週間など期間が短いオプションは、原資産である先物価格が行使価格に接近しても、上の図2のようにオプション価格は頭打ちとなりやすい。(OP価格が下がる=オプションの売り手側が自信を持って売っている)
SQまで2週間以内のタイミングでは、特にATMより上=コール側については、オプションの売り手側が強気になりやすいと考えられる。
先物の500円幅=原資産の2.5%変動幅を1週間で達成するのは、株に対して強気な材料が出なければならず、それは一過性の経済指標では難しい。
ドル円の上値余地が広がるような、あるいは金利が上昇するような、インフレになるような明確な材料が出た場合には、株価の上昇が加速する可能性が高まる。
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